「これが暗号か!」

暗号入力欄に「カラフル」と打ち込み、解除ボタンを押すと、パソコンの隠されたファイルが見れるようになった。

時計を見ると、ボスが帰ってくるまであと少し。

持ち込んだUSBにファイルをコピーし、急いで部屋から出た。

「何とか間に合ったな…」

すぐ後に帰ってきたボスとすれ違うように、組織の施設を後にした。

――それから1か月後、私が盗み出したファイルから組織が犯してきた数々の罪が世間に明らかになり、見事壊滅させることに成功した。

今回の一件で腕を買われた私が、別のもっと大きな事件に関わることになるとは、この時は想像もしていなかった。

To be continued…


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